診察案内
診療方針
飼い主様が疑問や不安を残さないように、
できる限りわかりやすく丁寧に説明したいと思っています。
病気のことに関しては難しかったりわからない時もあるかと思いますが遠慮なさらず
に些細なことでも聞いてください。
私たちは飼い主様の思いや考えを聞かせていただき、よく話し合った上で治療方針を
決めていきたいと考えております。
初めての方へ
当院にはいろいろな動物が来院します。
性格もそれぞれ違っていて元気な子、フレンドリー
な子もいれば繊細な子、怖がりな子もいます。
犬はリードを着けるかケージに入れて、 猫はケージ
やネット( 洗濯用の大きめのネット)に入れて連れ
てこられてください。
うさぎや小動物はかごやケースに入れて連れてこら
れてください。
特にいつもと様子が違うときは状態を詳しく教えて
いただきたいのでなるべく普段ペットの様子をよく
見ている方が連れてこられるようお願いいたします。
手術について
当院では手術も行っております。緊急を要する手術以外は完全予約制になっております。
一度来院して診察を受けられてから手術の予約をしてください。
ペットのお預かり
入院だけでなく、ペットのお預かりもしています。
高齢の子や体調に不安がある子は異常が見られたときにすぐに獣医師が対応できますので安心です。
診察の流れ
- ①初診票の記入・問診
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- ②診察
- ▼
- ③検査・処置必要があるときは検査や処置を行います。
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- ④お薬の処方・お会計・基本的には受付の順に診察していますが
急患の時など順番が前後する場合もあり
ます。ご了承ください。
病気の予防について
予防薬やワクチンで予防できる病気があります。
また日々の食生活を整え適度な運動をすることで、生活習慣病を予防することができ、定期的に健康診断をすることで、気が付きにくい異常を早期に発見することも可能です。
私たちは飼い主様と一緒に大切なペットの健康を守っていきたいと思っております。
ウイルス性の伝染病は感染すると重篤な症状を引き起こし、死に至るケースも少なくありません。
子犬・子猫の時には複数回、以後は年1回のワクチン接種をおすすめします。
犬のワクチンで予防できる病気
- ・ジステンパー
- ・アデノウイルス2型
- ・パラインフルエンザ
- ・パルボウイルス感染症
- ・コロナウイルス感染症
- ・犬伝染性肝炎
- ・レプトスピラ感染症
猫のワクチンで予防できる病気
- ・ウイルス性鼻気管炎
- ・カリシウイルス感染症
- ・猫汎白血球減少症
- ・クラミジア病
- ・白血病ウイルス感染症
狂犬病予防接種について
日本では狂犬病ワクチンの接種は法律で義務づけられています。
生後91日以上の犬は飼い始めてから30日以内に1回、その後毎年1回の予防接種を受けなければなりません。
犬を飼い始めたら狂犬病の予防注射を受けましょう。
フィラリア症
蚊に刺されることによって感染し、犬の肺動脈や心臓に寄生することによって心臓や血液循環に深刻な障害を起こし死に至るケースもあります。
5月から12月までがフィラリア症の予防期間です。
1か月に1度の投薬で予防でき、錠剤やジャーキータイプのもの、皮膚に塗布するスポットタイプのものなど種類もいろいろあります。
1回の注射で1年効果が続く注射薬もあります。
健康診断
当院では病気の早期発見・早期治療のために健康診断をおすすめしております。
定期的に健康診断を行うことで、その子の普段の状態を把握でき、小さな異変に気付いてあげることも可能になります。
病気の初期段階では症状が軽いため、気付いてあげることが難しいケースが多いです。
特にシニア期に入ると様々な病気にかかりやすくなるので、注意深く見守っていくことが大切です。
避妊・去勢について
避妊・去勢手術をすることで予防できる病気があります。
当院では、子供を授かる予定がない場合は、避妊・去勢手術をすることをおすすめしております。
メリット
雌犬 | ・乳腺腫瘍の発生率が低下します。2回目の発情がくる前に行うと効果的です。 ・雌犬に多い子宮蓄膿症や卵巣嚢腫などの病気になりません。 ・発情がこなくなり出血がなくなります。 ・妊娠の心配がなくなります。 |
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雄犬 | ・老齢になるとときにみられる前立腺の肥大や睾丸の腫瘍、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアの予防になります。 ・攻撃性が減少し性格が穏やかになる傾向があります。 |
雌猫 | ・発情がこなくなり、いつもと違う鳴き声で鳴くことがなくなる傾向にあります。 ・発情中の不適切な場所での排尿がなくなります。 ・乳腺腫瘍の発生率が低下します。 ・妊娠の心配がなくなります。 |
雄猫 | ・マーキングがなくなることが多いです。 ・ほかの猫とケンカをしなくなることにより感染症にかかる確率が減少します。 |
デメリット
避妊も去勢も肥満になりやすくなるというデメリットがあります。そのため、手術を受けた場合には、食事や運動をきちんと管理してあげることが大切です。
ノミ・ダニについて
ノミやダニは皮膚に寄生して吸血し激しいかゆみや湿疹、脱毛などの皮膚炎を引き起こします。 また条虫の卵を宿したノミを犬や猫が食べてしまうことにより瓜実条虫(サナダムシの仲間)が寄生し 下痢や嘔吐の原因になります。 マダニの寄生によりバベシア 症になることがあります。 バベシア原虫が犬の赤血球に寄生して、赤血球が破壊されます。貧血・発熱・食欲不振・黄疸などがみられ、急性の場合は死に至ることもあります。 ノミやダニは皮膚に塗布するスポットタイプやチュアブルタイプのもので駆除できます。
内部寄生虫
内部寄生虫は犬猫の消化管に寄生し消化物を栄養源にしたり、腸にかみついて血液を吸います。 そのため犬猫にさまざまな症状を引き起こし、子犬や子猫の場合は命にかかわることがあります。
主な症状
- ・元気がなくなる。
- ・消化不良や下痢になる。
- ・おなかがふくれる。
- ・発育不良を起こす。
- ・粘血便や貧血になる。
回虫などの線虫類、瓜実条虫、マンソン裂頭条虫など様々な寄生虫が存在し種類によって駆虫薬が異なります。
院内設備
待合室
受付
手術室・検査室
診察室
レントゲン室
入院室